私の性格を一言で表すなら、面倒くさがりです。駄目ですね、こういう性格は。しょうがありません、これは性格。子供の頃からそうでした。勉強も友達との関係づくりも先生や親の顔色をうかがうことも、すべてが面倒くさい。それでも、それなりにやってましたけどね。
私が最も面倒だと思うもののうちの一つが、恋愛です。いやー、これはすこぶる面倒くさい。しかし、セックスはしたいわけです。これもしょうがありません。人間の三大欲求と言われているもののうち、食欲・睡眠欲が満たされてしまえば、あとは性欲しか残っていません。
私は、胸を張れるほどではありませんが、普通に働いています。食べることや寝ることには特に困っておらず、そして、趣味もありません。となると、残るは性欲を満たすことしか頭にないような状態になります。
恋人を作り、セックスもしないのに食事をしたり相手を思いやったりなど、そういう恋愛じみたものは非常に面倒くさいと思う私は、割り切りの関係を女性と作ることを思いつきました。もちろん、三大欲求の残りの一つである性欲を満たすためです。
そして、私はこの割り切り関係の女性を作り、今現在その女性と定期的にセックスをすることで性欲を満たすことができています。
世の中の面倒くさがり且つ、性欲を満たしたい男性に勧めたいのが、私のように割り切りの関係の女性を作ること。こんなことを言うと女性を敵に回してしまいかねませんが、これほど便利な存在はありませんし、これほど都合のいい生き方もありません。
にもかかわらず、私はこれをあっさりと実現してしまっているわけです。
いや、いるんですよ、女性にも面倒くさいことが嫌いなくせにセックスだけはしたいという人が。それを見つけるために、私はネット上の掲示板やサイトなどを利用しているのです。
男性も女性も、自分にとって都合のいい相手というのは、ネット上で探すしか手段がありません。若ければナンパしたり合コンに行ったりなども思いつくでしょうが、そもそも、ナンパや合コンを行う労力自体が無駄であり、それそのものが面倒くさいんですよ私のような人間は。
そうなれば、行き着く先はネットでの出会い、割り切り相手を探している人が集う掲示板やサイトでの出会い、こうなるわけです。
面倒くさい過程を全部取っ払って、純粋にセックスだけをする相手を見つけることができます。
今になって思いますね、面倒くさがりの性格でよかったと。だからこそ、すべての欲求を余すことなく満たすことができているのですから。