『癖のない泡盛ください』と聞いたことありませんか?

泡盛倉庫には様々なお客様が泡盛と出会いにきます。泡盛を愛する会員様、探求心旺盛で様々なアルコールを飲めるお客様、そして、お酒が苦手なお客様。皆さんにぴったりな泡盛を紹介しようと会話を交わす中で冒頭の言葉は時折聞こえてきます。

この『癖のない泡盛』という言葉みなさんは使ったことありませんか?


実は私、この『癖』という言葉を泡盛業界からもっと減らしたいのです。
ほかのアルコールより泡盛は癖という言葉を耳にする機会が多いはずです。

辞書で癖という言葉を検索すると、寝癖、口癖、曲者、酒癖・・・その8割がマイナスな表現です。この癖がいい!とも言いますが、それはお酒好き目線の言葉で、共感は難しい言葉。

そもそも、みなさんはどんなお酒が飲みたいのでしょうか?

癖を味と捉えるなら、癖がない酒は無味無臭のアルコールになります。
みなさんは味のないお酒を飲みたいわけではないはずです。
きっと『美味しい食事』を食べたいように『美味しいお酒』を飲みたいはずです。

ではどうしたら美味しい泡盛にたどり着けるのでしょうか?

確かに70年前の地上戦で泡盛文化は破壊され、劣悪な環境で作られた泡盛には今では想像も出来ないくらいマイナスな癖があったのでしょう。

ですが、あれから70年、多くの先輩たちの努力により、製造環境、原料米の品質、麹菌や酵母菌の改良によって個性豊かで美味しい泡盛が生まれ、その価値を取り戻しつつあります。

そんな泡盛との出会い方はいたってシンプル。
言葉を変えたらよいのです。

『癖のない泡盛』から『美味しい泡盛』へ。



もちろんお酒は嗜好品ですから、好みは人それぞれ。

だからこそ、私たちが明確に『美味しい泡盛』を求めることで、それを聞いた販売店、飲食店、そして酒造所の方たちが言葉と向き合うのです。

身近な人々の言葉を受け繋いで私たちも、泡盛も成長していきます。

2018年咲元酒造のお祭りにて



私たちが使う言葉が次の世代に受け継がれているのです。
少しずつで構いません。
作り手も、飲み手も、伝え手も、みんなで泡盛の癖という言葉を減らしていきませんか?

その未来にはきっと、様々な泡盛の個性と出会える素敵な世界が待っています。

泡盛倉庫 店長 比嘉康二

※癖のない泡盛と同義語が『飲みやすい泡盛』でしょう。
水で薄めればアルコールの刺激は少なくなるので、飲みやすくなるでしょうが。。。
『美味しい』ではありません。
次回はもう少し美味しいについて考えてコラムを書きますね♪



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廃業した千代泉酒造所に残された最期の泡盛の物語
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