狩俣

千代泉酒造所があった、宮古島 狩俣地区を散策

誇酒プロジェクトで商品化するために使うお酒は、廃業した千代泉酒造所の蔵にわずかに残っていた泡盛です。2013年に経営者が亡くなって以来、後継者が見つからず休業状態が続いていた千代泉酒造所。昔は地元住民から愛され、集落で行われる神事・祭事の際には「千代泉」が欠かせなかったそうです。
酒造所は廃業してしまいましたが、建物は壊されておらず今も残っている…ということで、わたくし行ってまいりました。 

酒造所があるのは、宮古島の最北端に位置する狩俣(かりまた)です。宮古空港から狩俣までは、車で30分ほど。集落の入口には、石灰岩で作られた高さ3.3m、幅3.1mの鳥居(東の大門)が建っています。

狩俣

 

鳥居の近くには、水道が開設されるまで住民の生活を支えてきた井戸が設置されたままになっています。当時水資源の乏しかった狩俣は生活用水の確保に苦労したそうですが、集落で生まれた赤ちゃんはこの井戸の水で産湯に入っていたのだとか。

狩俣

狩俣

さて。
狩俣に住む人たちは地元が大好きなのだそうで、現在住民の生活を支えている共同売店「マッチャーズ」にも立ち寄ってみることに。

狩俣

店内には地元の農家さんや漁師さんから仕入れた新鮮な食材やお弁当、パン、ドリンク、生活雑貨や日用品などが陳列されていました。「小さいけれど、スーパーマーケットと変わらないのね」と思った矢先、出入口にずらりと収納された「御通帳」を見て驚きました。初めて目にする御通帳。買い物の度に現金で支払いをするのではなく、購入したものと値段を御通帳に記録して、後日精算をするという習わしが、昔も今もこの集落では行われているのです。

狩俣


狩俣は宮古島で最も歴史が古く、信仰心の深い地域としても知られています。民俗学的な価値のある集落として調査に訪れる研究者も多いそうです。
昔は年間約150もの神事・祭事が行われていたのだそう!宮古島の中でも特異な地域ということが分かりますね。

狩俣

狩俣

狩俣

狩俣

独特の雰囲気が漂う狩俣集落。足を踏み入れてはならない神域も多いので、気をつけながら散策を続けます。国指定史跡の狩俣遠見台からは大神島が一望でき、心が洗われるようでした。

大神島

そんな狩俣で代々大切に飲まれてきた貴重な泡盛を、ぜひあなたも味わってみませんか?

 

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文・プロフィール
舘 幸子 / Sachiko Tachi
sachiko tachi
父が転勤族だったせいか「出身は?」と訊かれるとどう答えてよいのか、いつも迷っていました。生まれは静岡ですが東京と京都暮らしが長く、2013年春に沖縄に移住しました。
以前はフードコーディネーターとしてカフェやお菓子メーカーのメニュー開発に携わっていました。それでも、書くことが好きだったことがきっかけで数年前からライターのお仕事を本格的に始めました・

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<商品のご紹介>

千代泉100% 31/32

31/32 Chiyoizumi distillery 1948-2018- No.31

ひっそりと蔵の中で眠っていた千代泉酒造所 泡盛。宮古島や千代泉酒造所、泡盛の歴史や文化に触れていただければと思います。ちぶぐぁ(おちょこ)にて少しづつ、味と香りを楽しみ、泡盛の歴史や千代泉酒造所の想いを感じながらご堪能ください。

・原材料/米こうじ(タイ産米)
・アルコール分/43度
・内容量/500㎖
・熟成年数/帳簿不明のため年数表記ナシ
・蒸溜機/横型蒸留機
・濾過/千代泉酒造所での保管状況から濾過ナシ
・製造元/沖縄酒造協同組合
・販売元/泡盛倉庫
・12,960円(税込)

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